気体キタイ液体エキタイのリークについて                          
  オオくの電機デンキ機器キキにおいてはその容量ヨウリョウ増大化ゾウダイカにともない、通電ツウデンコイルなどの冷却レイキャク液体エキタイあるいは  
  気体キタイ活用カツヨウしている。  
    しかし これらの気体キタイ液体エキタイ流動リュウドウするので容器ヨウキフウ構造コウゾウ十分ジュウブンでないと 外部ガイブれるなどの  
    問題モンダイこす。 有害ユウガイ物質ブッシツであれば そのタイ環境カンキョウリスクセイにおいてよりキビしく管理カンリしなければ  
    いけない。        
    ここではこの れ(リーク)現象ゲンショウについてスコし 知識チシキをつけましょう。      
1. 液体エキタイ漏水ロウスイリョウとリークアナオオきさの算出サンシュツホウ      
        △P:ゲージアツ (9.8×102Mpa)      
    △P=
σ
 ・V2   σ :ミズ比重ヒジュウ (9.8MPa)      
    2g   g  重力ジュウリョク加速度カソクド (m/s2)      
        V  流速リュウソク (m/s)      
  ここで、ミズ場合バアイ  σ=9.8MPa,g=9.8/s2  であるから      
          V=0.14     △P^0.5      アラわされる。      
             
    ここで、リークアナケイネンをd(m)とすると      
      漏水ロウスイリョウ
Q =
π  d2・V = 0.11d2  △P ^0.5   (m3/s)      
            4      
  アナケイネンdは                        
          d = 3 Q^0.5 /(△P) ^0.25   (m)    
             
2 .気体キタイガスリークの場合バアイ        
    N2やHeなどの気体キタイでの試験シケンでのリークアナオオきさやリークリョウ算出サンシュツはリークの程度テイド把握ハアク  
    必要ヒツヨウである。この場合バアイについてシメそう。        
 2.1 リークアナケイ算出サンシュツ        
          △t時間ジカンのリークした分子量ブンシリョウ     △n = n − n1    
                                         
     P0V0 = n0RT0  P1V0 = n1RT1          P1V    
△n=
V0
(
P0 P1 )  
                       =△nRT1   R T0
T1
 
                                       
                                         
    初期ショキガス充填ジュウテン状態ジョウタイ    △t時間後ジカンゴのガス      リークリョウ              
                   充填ジュウテン状態ジョウタイ                                    
             
  リークリョウ標準ヒョウジュン状態ジョウタイ(20℃,1気圧キアツでの)への換算カンサン          
             
      V = △n RT 293 ・ V0
(
P0 P1 )        
     
P
760 T0
T1
 
         
  タダし、P0,P1封入フウニュウガスのゲージアツリョク大気圧タイキアツ(mmHg)  
  ここでゲージアツリョク単位タンイ(kg/cm2)をmmHgに換算カンサンすることが必要ヒツヨウであり、この場合バアイ  
  1ゲージアツリョクに(1000/1033.23×760(mmHg)=735.6(mmHg)をけて表示ヒョウジする。  
  スナワタトえばP0=(ゲージアツリョク)×735.6+大気圧タイキアツ(mmHg)となる。マタ単位タンイ時間ジカンあたり  
  のリークリョウ(L)=V/△tとなる。  
  一方イッポウ、リークアナケイネンdは以下イカモトめる。  
 
 
 
 
  ゲージアツリョク(Pg) は  
  (Pg )=
γP
 × v2 (kg/m2)  
  2g  
  ここで γ:0℃,1気圧キアツにおける比重ヒジュウ (N2=1.25Kg/m3)  
   P:絶対ゼッタイアツリョク=ゲージアツリョク大気圧タイキアツ (Kg/m2)  
   g:重力ジュウリョク加速度カソクド (9.8m/s2)  
   v:流速リュウソク (m/s)  
    1/2  
   v2 = ≦
2g
Pg
  よって v=3.96
Pg
 
  γ P   P  (m/s)  
  タダし、音速オンソク以上イジョウ場合バアイ   v=334 (m/s)  
  リークリョウ  
   Q = v・s = v・ π d2   (m3/s)  
 
4
   
 
  以上イジョウより  
    1/2     1/2  
   d =
4
Q
 = 1.13
Q
  (m)  
  π v v    
 
 
2.2 真空シンクウから加圧カアツ条件ジョウケンえたときの気体キタイリークリョウサダム圧力アツリョクでの換算カンサン算出サンシュツホウ  
    気体キタイ分子ブンシショウホールからの流出リュウシュツ現象ゲンショウであるので、分子ブンシ運動ウンドウロンモトづく挙動キョドウ解析カイセキ必要ヒツヨウ  
  ある。この現象ゲンショウは@気体キタイ分子ブンシ重量ジュウリョウ拡散カクサン挙動キョドウ、A気体キタイ粘性ネンセイによる流出リュウシュツ挙動キョドウの2つの解析法  
  がある 一般イッパンに@よりも Aの方法はよりキビしい。  
  気体キタイ分子ブンシのリークは分子ブンシ質量シツリョウ拡散カクサンよりも、原子ゲンシ分子ブンシ振動シンドウヘイコウススム回転カイテン運動ウンドウトモナうの  
  でこれらの原子や分子の占有体積空間があるはずで、これに基づく空間体積挙動、すなわち  
  粘性挙動を重視すべきである。この点でA気体粘性による流出挙動解析が適切と推定スイテイする。  
  [基礎キソ知識チシキ]  
   (@)気体キタイリュウソクリョウ速度ソクド(Q)は流体リュウタイ粘性ネンセイ方程式ホウテイシキ(ポイズのシキ)からミチビかれて  
  Q = dV / dt = π (P12−P22) R4 / 16LP0η ・・・ (a)  
    = K (P12−P22            ・・・ (b)  
 
 
ここでウエシキ下記カキエン管内カンナイ液体エキタイモデルにモトづく。  
 
   P1− P2 = △P  
 
  △P = ηL dv  
    R dR  
 
 
 
  P1ヒダリハシ圧力アツリョク(高圧コウアツガワ)         ,V :流量リュウリョウ体積タイセキ  
  P2 右端ミギハシ圧力アツリョク(ヒクアツガワ)          ,t :経過時間ケイカジカン  
  R :エン管内カンナイ半径ハンケイ               ,K :定数テイスウ(エンクダ形状ケイジョウ一定イッテイのため)  
  L :エン管内カンナイナガ               ,P0測定ソクテイテンでの圧力アツリョク  
  η:気体キタイ粘性ネンセイ係数ケイスウ  
 
  なお、ナガエキタイ液体エキタイ場合バアイは、液体エキタイ体積タイセキ圧力アツリョク左右サユウされないので粘性ネンセイ方程式ホウテイシキ(ポイズ  
  シキ)をそのままいてシタシキとなる。  
  Q=dV/dt=π(P1−P2)R4/8Lη ・・・ (c)  
  ジョウキシキ気体キタイ場合バアイの(a)シキ気体キタイ体積タイセキ圧力アツリョク左右サユウされるので、圧力アツリョク測定点ソクテイテンでの圧力アツリョク  
  P0における体積タイセキ(圧力アツリョク)補正ホセイをしたものである。  
   (A)気体キタイ粘性ネンセイ係数ケイスウ (η) は温度オンドトモ増加ゾウカする。  
  3/2  
  η∝ η0 [(273+c)/(273+t+c)]・[(273+t)/273]       タダしt:温度オンド(℃)  
 
  このシキ意味イミするところはある温度オンド気体キタイ粘性ネンセイ係数ケイスウ(η) は0℃での粘性ネンセイ係数ケイスウ0)が  
  ワカればオオム  
    3/2  
  η ≒ η0 ( T / T0 )         :T,T0絶対ゼッタイ温度オンド (K)  
 
  ここで0℃,1気圧キアツでの気体キタイ粘性ネンセイ係数ケイスウ0) は以下イカトオりである。タダし、ヒョウ1は  
  機械工学便覧ビンランによる  
 
   ヒョウ  
  気体キタイ種類シュルイ 粘性ネンセイ係数ケイスウ0) 粘性ネンセイ係数ケイスウ(η)                  
    0℃ 20℃      
  H2   85             89           (Aシャ    
       ×10-6ポイズ        ×10-6ポイズ        
  N2   168           184              
       ×10-6ポイズ        ×10-6ポイズ        
  O2   192       212        
       ×10-6ポイズ        ×10-6ポイズ        
  空気クウキ   171           181              
       ×10-6ポイズ        ×10-6ポイズ        
  He   189       195        
       ×10-6ポイズ        ×10-6ポイズ        
 
  以上イジョウをもとに以下イカ真空シンクウ減衰ゲンスイ試験シケンデータをH2加圧カアツ試験シケンでのリークリョウ換算カンサンするにはリーク  
  部(エンクダ形状ケイジョウ)からの一定イッテイ時間ジカンで、それぞれの試験シケン条件ジョウケンでの圧力アツリョクシタでの気体キタイ流量リュウリョウ速度ソクド  
  ればコトなる気体キタイで、コトなる圧力アツリョクでの流量リュウリョウとなる。  
  これを流量リュウリョウ換算カンサン係数ケイスウ(Kv)と定義テイギすると(b)シキモチいて(d)シキとなる。  
 
  Kv=Qv(H)/Qv(A)=[(P12−P22)]/[(P12−P22)]  
    =[(P12−P22)/(P12−P22)]・[η]  
  ・・・・・・・ (d)  
  添字ソエジ水素スイソ空気クウキ場合バアイシメす。  
         P1高圧コウアツガワ,P2ヒクアツガワ場合バアイシメす。  
 
 
 
 
 
 
 
 
  (算出サンシュツ実例ジツレイ)  
 
  イマ真空シンクウ減衰ゲンスイ試験シケンモデル、加圧カアツ試験シケンモデルを下図カズとする。  
  真空シンクウ減衰ゲンスイ試験シケンモデルより、空気クウキ流量リュウリョウ Qv (A) をモトめる。  
 
  初期ショキ    t時間ジカン 初期ショキ    t時間ジカン  
                                                                 
      空気クウキ       水素スイソ    
                    大気圧タイキアツ                   大気圧タイキアツ    
    P1   P2   P0     P1   P2   P0      
                                                     
    V   V   △V     V   V   △V      
                   
                       
    η   η    リークブン     η   η   リークブン      
                 
         
 
     
      高圧コウアツガワ        
               
      2  真空シンクウ減衰ゲンスイ試験シケンモデル          3  H2加圧カアツ試験シケンモデル      
                                                                 
 
 
  V×P1 = V×P2+△V×P0   P0 :1気圧キアツ(760mmHg=7.6×105μmHg)  
  V  :コイル水系スイケイソウ容積ヨウセキ(1)  
  △t:減衰ゲンスイ試験シケン(hr)  
  △P:(P1−P2)  
  △V=V(P1−P2)/P0   シタガって  
  1Qv(A)=△V/△t(=dv/dt)=(V/P0)・△P/△t  
  =(V/760)・dp/dt       (1/hr)  
          = (V / 760)・ dp / dt     (1/hr) =(24V/760)・dp/dt     (1/day) ・・・・・・・ (e)  
 
  この(e)シキが1気圧キアツ換算カンサン空気クウキリークリョウである。(e)シキから加圧カアツ試験シケンでのH2リークリョウ換算カンサン  
  は(d)シキモチいて 1Qv(H)=Kv×1Qv(A) をモトめればよい。  
 
  1Qv(H)=[(P12−P22)/(P12−P22)] [η]×(24V/760)dP/dt ・・・・・・  
  ・・・・・・・・・ (f)  
  ここで(P12−P22)で P1 =5気圧キアツ(4気圧キアツ+1気圧キアツ)=75 PSIG  
   P2 =1気圧キアツ=15 PSIG  
   ここで4気圧キアツはゲージアツシメす。  
        (P12−P22)で P1 =1気圧キアツ=15 PSIG  
   P2 =0気圧キアツ (真空シンクウシタということ)=0 PSIG  
  ηヒョウ1より20℃でη=181×10-6ポイズ  
  ηヒョウ1より20℃でη=89×10-6ポイズ  
  シタガって  
   (f)シキは、 1Qv(H)=[(52−12)/(12−0)] [181/89] (24/760) V dP/dt  
                   =1.54 V dP/dt ・・・・・・・・ (g)  
 
 
  このシキ(g)シキは1気圧キアツ(760mmHg)でのH2リーク換算カンサンリョウであるので5気圧キアツでのH2リーク  
  換算カンサンリョウは(g)シキ1Qv(H)の1/5となる。  
  すなわち  
  空気クウキ大気圧タイキアツ(1気圧キアツ)での真空シンクウ減衰ゲンスイ試験シケンでの空気クウキ実測ジッソクリークリョウからの水素スイソガス  
  の4気圧キアツ(ゲージアツ)シタでのクワアツ試験シケンでの水素スイソのリーク換算カンサンリョウ  
 
  5Qv(H)=1Qv(H)×1/5=3.08×10-1 V dP/dt  
  タダし、 V :(litter)  
         P :mmHg  
         t :hr