注入ガンシン樹脂ジュシのポットライフ(粘度ネンド寿命)管理技術
-- 反応ハンノウ次数ジスウ算出サンシュツ粘度ネンド上昇ジョウショウ管理カンリ実際ジッサイ--
電気デンキ機器キキオオくの絶縁ゼツエン材料ザイリョウ使用シヨウされている。トクにこれらの絶縁ゼツエン材料ザイリョウ有機ユウキ材料ザイリョウオオく、
電圧デンアツタカいと空隙クウゲキのある部分ブブン放電ホウデン発生ハッセイしてこれらの有機材料ユウキザイリョウ{トクウス材料ザイリョウ)を
放電ホウデン劣化レッカさせて 電気デンキ機器キキ寿命ジュミョウミジカくする。この防止ボウシのために 樹脂ジュシ空隙クウゲキ樹脂ジュシ
ガンシンする手法シュホウオオられる。一般的イッパンテキには ガンシンしやすい、液状エキジョウで、電気的デンキテキ熱的ネツテキスグれた
樹脂ジュシとしてエポキシ樹脂ジュシ注入チュウニュウガンシン樹脂ジュシとして使用シヨウされている。
大型オオガタデン機器キキナドのへの注入チュウニュウ含浸ガンシン樹脂ジュシ は含浸ガンシンタンクナイカエ使用シヨウされる。
カエ使用シヨウされると絶縁ゼツエンザイチュウ硬化コウカ触媒ショクバイ混入コンニュウ微量ビリョウ水分スイブンなどの吸湿キュウシツなどで 注入チュウニュウ樹脂ジュシ
一部イチブ反応ハンノウして粘度ネンド上昇ジョウショウマネく(いわゆるポットライフがミジカくなる)現象ゲンショウショウじる。
このために 注入チュウニュウ樹脂ジュシ粘度ネンドがある程度テイドオオきくなった時点ジテンで アラたな注入チュウニュウ樹脂ジュシ追加ツイカして
粘度ネンド低下テイカ復旧フッキュウさせて 再度サイドガンシンテキした粘度ネンド調整チョウセイする。
このように 注入チュウニュウ樹脂ジュシ粘度ネンド管理カンリは とても重要ジュウヨウ管理カンリ技術ギジュツである。
この粘度ネンド変化ヘンカには注入チュウニュウ樹脂ジュシ反応ハンノウ状況ジョウキョウ関係カンケイするので 反応ハンノウ速度ソクド係数ケイスウ把握ハアク
理論的リロンテキ必要ヒツヨウで それにシタガった アツカ規準キジュントウ必要ヒツヨウである。
そこで、注入チュウニュウガンシン樹脂ジュシ反応ハンノウ速度ソクド係数ケイスウ算出サンシュツとその適用テキヨウホウについて整理セイリしてみました。
実践ジッセンテキに 活用カツヨウされるコトノゾみます。
1.注入チュウニュウ樹脂ジュシの 反応ハンノウ速度ソクド係数ケイスウ算出サンシュツ
エポキシ樹脂ジュシなどの注入チュウニュウ樹脂ジュシは 硬化コウカザイ硬化コウカ触媒ショクバイ存在ソンザイ主成分シュセイブン反応ハンノウして
高分子コウブンシススみます。このときのこのススカタ反応ハンノウ速度ソクド係数ケイスウという、樹脂ジュシ固有コユウ
特性トクセイユウします。シタガって この反応ハンノウ速度ソクド係数ケイスウ把握ハアクすることがとても重要ジュウヨウです。
さらに この反応ハンノウ形態ケイタイは 反応ハンノウ次数ジスウという、反応ハンノウススカタハヤさをシメ指数シスウ
把握ハアクすると その粘度ネンド管理カンリ有効ユウコウです。 そこでこの反応ハンノウ次数ジスウ調シラべましょう。
1.1 反応ハンノウ次数ジスウ実測ジッソク
含浸ガンシン樹脂ジュシ含浸ガンシンタンクナイ保管ホカン粘度ネンド上昇ジョウショウ反応ハンノウツギスウモトめ、この次数ジスウシタガ反応ハンノウ
速度ソクド係数ケイスウ算出サンシュツをする。
一般イッパン含浸ガンシン樹脂ジュシ (オオムね 注入チュウニュウ含浸ガンシン樹脂ジュシは2成分セイブンケイのエポキシ樹脂ジュシ主体シュタイ)
ツギスウは1ツギマタは2ツギである。これらの反応ハンノウ速度ソクド係数ケイスウ下記カキシメされる。
1
ツギ反応ハンノウ場合バアイ 1=      1n           ・・・・・・・・ @
 t a−x
1 x
ツギ反応ハンノウ場合バアイ K2=                ・・・・・・・・・・ A
at a−x
ここで t  保管ホカン日数ニッスウ
a  含浸ガンシンレジンショ濃度ノウド(未反応ミハンノウリョウ)
x  :t時間ジカン含浸ガンシンレジン反応ハンノウリョウ
K1,K2:反応ハンノウ速度ソクド係数ケイスウ
この反応ハンノウ次数ジスウ簡易カンイ決定ケッテイホウとして 反応ハンノウリョウが3/4にイタ時間ジカン(t3/4)と1/2にイタ時間ジカン(t1/2)
とのればよい。
反応量が3/4に至る時間(t3/4) というのは 実務ジツムでは 粘度ネンドキョウ変化ヘンカ
初期値ショキチとある時点ジテンでの粘度ネンド変化ヘンカ状況ジョウキョウから  その期間キカンで 粘度ネンドが3/4変化ヘンカするにイタった
時間ジカンモトめればよいのです。
1 a
反応ハンノウ場合バアイ  t3/4=      −1n
K1 a-(3/4)a
1 a
 t1/2=      −1n
K1 a-(1/2)a
ですから これらのは  (t3/4)/(t1/2)=2 と 一定イッテイります。
一方イッポウ
ツギ反応ハンノウ場合バアイ同様ドウヨウ計算ケイサンすると (t3/4)/(t1/2)=3 となります。
これらにより このアタイ目安メヤスにしてゆけば 注入チュウニュウ樹脂ジュシが 一次イチジ反応ハンノウケイか 2反応ハンノウケイ
判断ハンダンできるわけです。これは理論的リロンテキにいえるので 経験ケイケンなど一切イッサイ不要フヨウです。
シタガって、反応ハンノウリョウ表示ヒョウジ反応ハンノウ粘度ネンドえて、実用ジツヨウ注入チュウニュウ含浸ガンシン樹脂ジュシ粘度ネンド上昇ジョウショウデータ
(1)をレイとして (t3/4)/(t1/2)をモトめてましょう。
粘度ネンド
保管時間 (日)
図1.含浸樹脂の粘度上昇変化

t3/4(η)/t1/2(η)=45ニチ/30.5ニチ=1.5≒2
(ただし1で初期ショキ粘度ネンドをη=3.3ポイズ,寿命ジュミョウ粘度ネンドを16ポイズとした)
シタガって、1の注入チュウニュウ含浸ガンシン樹脂ジュシ粘度ネンド上昇ジョウショウ反応ハンノウは  1ツギ反応ハンノウであるといえます。
反応ハンノウ次数ジスウが 2次ニジである場合バアイには 粘度ネンド上昇ジョウショウ傾向ケイコウ加速カソクするので より粘度ネンド管理カンリ
留意リュウイすることが必要ヒツヨウである。
1.2 反応ハンノウ速度ソクド係数ケイスウ決定ケッテイ
含浸ガンシン樹脂ジュシ粘度ネンド上昇ジョウショウ反応ハンノウ一般イッパンにη=η0exp(kt)でシメされる。
シタガって、反応ハンノウ速度ソクド係数ケイスウK1
1 η 1 16
K1     1n             1n        =0.028
t η0 56 3.3
反応ハンノウ速度ソクド係数ケイスウK1の管理カンリ限界ゲンカイは K1=0.028以下イカである。
K1をある保管ホカン時点ジテン測定ソクテイしてみて 0.028周辺シュウヘンになると 反応ハンノウ加速的カソクテキススオソれがある
カンガえて この反応ハンノウ係数ケイスウよりもチイさいときにアラたな注入チュウニュウ樹脂ジュシクワえて粘度ネンド低下テイカハカること
必要ヒツヨウである。
2.含浸ガンシンレジンの粘度ネンド上昇ジョウショウ管理カンリ実際ジッサイ
1   η
K1     1n      シキモチいて、K1と 1n (η/η0) の関係カンケイ図示ズシする。
t  η0
この実例ジツレイ2にシメす。
2 反応ハンノウ係数ケイスウKと 粘度ネンド変化ヘンカ (η/η0)の関係カンケイ
実例ジツレイ
2で10経過ケイカ粘度ネンド変化ヘンカがη/η0=4.0/3.3=1.21とすると
η/η0ジクで1.21をモトめ、これから K1モトめる。この結果ケッカ
K1=0.0192でK1=0.028以下イカでありまだアラたな含浸ガンシンレジンを追加ツイカせずにこのまま
使用シヨウしてよいとえる。