液状エキジョウ樹脂ジュシ狭隘キョウアイへのガンシン挙動について                              
  電気デンキ製品セイヒンなどでは絶縁ゼツエンという観点カンテンから 電圧デンアツがかかる部位ブイ全体ゼンタイ液状エキジョウ絶縁ゼツエン樹脂ジュシガンシン注入チュウニュウ  
  して硬化コウカさせて成型セイケイする。      
  トク絶縁ゼツエンタイセキソウしたナイクウスキボイドをいかに皆無カイムとするかが絶縁ゼツエン性能セイノウ確保カクホ大切タイセツである。  
  このタメには、液状エキジョウ樹脂ジュシ含浸ガンシンカンしての要因ヨウインナニであるかをって、樹脂ジュシ挙動キョドウ把握ハアク  
  しておくことが必要ヒツヨウである。 このレイ以下イカシメしましょう。    
1.含浸ガンシンモデル      
  1.のように簡略カンリャクモデルとしてカンガえる 半径ハンケイR1と 半径ハンケイR2の隙間スキマ    
  樹脂を加圧注入含浸させる。      
 
   
         
  拡大カクダイ    
   
   
   
   
  樹脂ジュシガンシン速度ソクド分布ブンプ    
   
   
  実際ジッサイ樹脂ジュシ含浸ガンシン状況ジョウキョウ絶縁ゼツエンセキソウタイして沿ソウ方向ホウコウ(x方向ホウコウ)だけでなく、ツラヌソウ方向ホウコウ(r方向ホウコウ)  
  からもあるが、絶縁ゼツエンソウナイはポーラスでミギウエのように沿ソウ定常テイジョウソウリュウとした。含浸ガンシン時間ジカンナド  
  との関係カンケイ実測ジッソクアタイ把握ハアクして係数ケイスウ換算カンサンするなどの工夫クフウをすればよい。    
2.ガンビタシ要因ヨウイン解析カイセキ    
  上記ジョウキをモデルとして樹脂ジュシ含浸ガンシン状況ジョウキョウ圧力アツリョク(沿ソウ方向ホウコウ両端リョウハシの)と樹脂ジュシ粘性ネンセイチカラ    
  う。    
  a/2≧y≧0において    
  △P・dy=−dF=−d [η・x・(dv/dy)]    
  圧力アツリョク          粘性ネンセイチカラ    
  シタガって、△P・y=−η・x・(dv/dy) +C1 ・・・・・・・・ @    
  △P:圧力アツリョク   x:沿層エンソウ方向ホウコウ距離キョリ    
  y :絶縁ゼツエンアツ方向ホウコウアツ   v:樹脂ジュシ流速リュウソク    
 
  η:樹脂ジュシ粘性ネンセイリツ    
  @において y=0で dv/dy=0 よって C1=0となるので    
  @シキは △P・y・dy=−η・x・dvとなる。これをくと    
         △P・y2/2=−η・x・v+C2    
 
  ここで  y=a/2で v=0 よって C2=△P・a2/8 となるので    
         △P・y2/2=−η・x・v+△Pa2/8    
  ここで  v=dx/dt を代入ダイニュウして    
         (△P/2) (y2−a2/4) =−η・x・dx/dt これをいて    
         (△P/2) (y2−a2/4) t=−η・x2/2+C3    
 
  ここで  t=0でx=0より C3=0 よって   
         t= 【−η・x2】/【△P (y2−a2/4)】・・・・・・・・ A  
  Aにおいてy=0でxは最大サイダイとなる。このトキ含浸ガンシン最短サイタン到達トウタツ時間ジカン (t0)で  
         t0= (4η・x2max)/(△P・a2) ・・・・・・・・ B  
  このシキ樹脂ジュシ含浸ガンシン最短サイタン到達トウタツ時間ジカン一般イッパンシキである。  
  マタ  y=a/4において 平均ヘイキンテキ樹脂ジュシ含浸ガンシン到達トウタツ時間ジカン (tav)と定義テイギすると  
        tav=(5.3η・x2)/(△P・a2)  
  ウエシキ簡易カンイホウなので実際ジッサイ絶縁ゼツエンソウ全体ゼンタイ樹脂ジュシ含浸ガンシンされる時間ジカンはこれよりもオオきい。  
  以上イジョウからツギのことがわかる。  
  電機デンキ機器キキ積層セキソウ絶縁ゼツエンソウ有機ユウキフィルム,ガラストウウスソウ積層セキソウであるコトオオコトなどから  
 
  樹脂ジュシ含浸ガンシン必要ヒツヨウ時間ジカンはコイルナガの2樹脂ジュシ粘度ネンド比例ヒレイし、絶縁ゼツエンアツさの2            
  圧力アツリョクハン比例ヒレイする。シタガって、樹脂ジュシ含浸ガンシン必要ヒツヨウ時間ジカン短縮タンシュクにはタトえば      
  1)絶縁ゼツエンソウ内部ナイブをフィルムなどの分割ブンカツソウリュウする。(かけウエaをチイさくすること)絶縁ゼツエン    
    極力キョクリョクけて樹脂ジュシ含浸ガンシンしやすいガラステープナド絶縁ゼツエン中間チュウカンソウモウけてツラヌソウ含浸ガンシンセイ増大ゾウダイ    
    させること。(かけウエ、aをオオきくすること)      
  2)加温カオン含浸ガンシンでかつ、加圧力カアツリョクげる設備セツビ構造コウゾウとすることである。      
    実際ジッサイ生産セイサン設計セッケイジョウ樹脂ジュシ粘度ネンドη、コイルナガxはオオきく改善カイゼン出来デキないので含浸ガンシン圧力アツリョク△P、    
    絶縁ゼツエンアツさaを工夫クフウする。      
    こうして物理ブツリ現象ゲンショウをまず理論的リロンテキ解明カイメイしてその主要因シュヨウイン把握ハアクして絶縁ゼツエン設計セッケイ設備セツビ      
    生産セイサン設計セッケイ反映ハンエイすることが大切タイセツである。                                  
  以下イカ 適用テキヨウ具体グタイレイシメす。  
  (凡例ハンレイ1) 絶縁ゼツエンセキソウアツ   フィルム 0.13*ハンけ5カイ*2=1.3mm=0.13cm  
  電機デンキ絶縁ゼツエン機器キキナガ   L=x(max)=200cm  
  樹脂ジュシ粘度ネンド   η=5poise=5*10-3kg/cm・s  
  加圧カアツ圧力アツリョク         △P=5kg/cm2  とすると  
  樹脂ジュシ含浸ガンシン最短サイタン到達トウタツ時間ジカン t0=4*5*10-3*2002/5*(0.13)2  
                              =9467sec=2.6h  
 
  (凡例ハンレイ2) 絶縁ゼツエンセキソウアツ   フィルム 0.13*ハンけ4カイ*2=0.13*4*2=1.04mm=0.104cm  
  絶縁ゼツエンアツさをハンけ1カイプンだけ(アツさを1/5=20%)チイさくして、条件ジョウケン  
  (凡例1)と同じとすると  
  樹脂ジュシ含浸ガンシン最短サイタン到達トウタツ時間ジカンはt0=4.1hと(凡例ハンレイ1)より1.6バイナガくなる。  
  コレ一見イッケンするとイメージがコトなる?。絶縁ゼツエンソウウスくするとガンシン時間ジカンがよりナガ必要ヒツヨウ  
  このようなときには一層イッソウ Y方向ホウコウカンソウ方向ホウコウ)にガンシンしやすい絶縁ゼツエン構造コウゾウ処置ショチ  
  ガンシン時間ジカン縮小シュクショウに有効である。  
    ただし、上記は絶縁厚さがある程度までで、絶縁厚さが大きくなると貫層方向からの    
    含浸もオオきく影響エイキョウするのでガンシン長さ方向ホウコウの中位部かつ絶縁厚さの中間部で閉止ボイドが  
    残留して未含浸部が発生することがあるので実機ジッキ機器キキでの検証ケンショウ確認カクニンの注意が必要である  
3.樹脂ジュシ含浸ガンシン確認カクニン      
  樹脂ジュシ含浸ガンシンは、絶縁ゼツエンソウナカ空気クウキ樹脂ジュシえること、スナワち、静電セイデン容量ヨウリョウ(誘電ユウデンリツ)  
  変化ヘンカらえればよい。  
  樹脂ジュシ含浸ガンシンマエ絶縁ゼツエンソウ静電セイデン容量ヨウリョウは C0=Kε0S/d  
  樹脂ジュシ含浸ガンシン絶縁ゼツエンソウ静電セイデン容量ヨウリョウは C=KεS/d でシメされる。  
  C0,C:樹脂ジュシ含浸ガンシンマエアト絶縁ゼツエンソウ静電セイデン容量ヨウリョウ  
  K    係数ケイスウ  
  ε0  空気クウキイザナデンリツ (1.0)  
  ε   樹脂ジュシ誘電ユウデンリツ (3.0〜)  
  d    含浸ガンシン絶縁ゼツエンアツさ(積層セキソウアツさ)  
  シタガって、理論的リロンテキには C/Co=ε/ε0≒3.0を確認カクニンして含浸ガンシン完了カンリョウすることが必要ヒツヨウである。  
  以上イジョウより  
  樹脂ジュシ含浸度は樹脂ジュシ含浸前後の絶縁層の静電容量を傾向比較してその比(C/C0)が        
  3以上あれば(樹脂ジュシ含浸前の絶縁層の静電容量基準)良好といえる。実際にはこれは      
  目安であり、この値が飽和に至ること、その絶対値が異常でないことの確認が必要    
  である。 絶縁ゼツエンソウチュウ空隙クウゲキオオム空隙クウゲキリツなどで確認カクニンする方法ホウホウ検証ケンショウするのが適切テキセツであろう  
  この方法ホウホウには 空隙クウゲキ自体ジタイ直接チョクセツ調シラべる Xセン透過トウカ解析カイセキ空隙クウゲキ存在ソンザイ拡大カクダイして相対ソウタイ評価ヒョウカ  
  方法ホウホウとして 電圧デンアツ印加インカによるボイド放電ホウデン検出ケンシュツホウなどがある。