高分子からの発生ガス 2 (天然繊維の場合)
天然繊維で使用されているのは 植物繊維 と 動物繊維である。植物繊維は
木材・木綿・麻などのセルロースからなる高分子である。
動物繊維は 羊毛と絹がある。絹や羊毛ともに 動物であるがゆえにたんぱく
質からなる高分子である。タンパク質は アミノ酸等の窒素を多く含む。
これらの木材 と 絹について 加熱による発生ガス成分を調べた結果が
以下の表である。
引用文献 ; 火災燃焼生成物毒性調査研究委員会 自治省消防庁予防課、
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種類・雰囲気・加熱温度 |
木材・空気中・400℃ |
絹・空気中 ・800℃ |
絹・窒素中・800℃ |
| 1. |
二酸化炭素. |
57.1 |
11.1. |
3. |
| 2. |
一酸化炭素 |
30.2. |
3.7. |
4.3 |
| 3. |
シアン化水素. |
0 |
4.5. |
10.7 |
| 4. |
アンモニア. |
0 |
3.3 |
57.3 |
| 5. |
水素 |
1.8 |
1.3 |
1.9 |
| 6 |
メタン. |
8.4 |
1.2 |
0.7 |
| 7. |
窒素. |
0 |
59 |
10.1 |
| 8. |
他 |
2.5 |
- |
- |
この結果
1.木材のセルロースからは 二酸化炭素と一酸化炭素が主体である。
木綿なども 記載していないが 同様で セルロースの仲間であるから
同じ成分のガスを発生する。