Wリーダーズ対談 2
ティル>さて今回は人数が少ないし、さっさと終わらせようかな。シエル>やはり六人は無理、か・・・。
柳>・・・・・・。
ティル>うーん・・・花がないのが個人的に不満だけど・・・。
シエル>・・・・・・それで、何を話す?
ティル>はい、シエルに質問。どうしてアルを傍においてるわけ?
シエル>彼が嫌いか?
ティル>嫌いというか、可愛くない。柳もそう思わない?
柳>どうでもいい・・・。
シエル>そうか(苦笑) まぁ、確かに誤解はされやすい奴だが・・・。 だが、彼は私を裏切らないし、私も彼を裏切らない。
ティル>その絶対的な信頼はどこからくるんだか・・・。
シエル>信頼ではないさ。ただそう思うだけだ。 どうやら彼には私の知らない部分もありそうだからね。
ティル>知らない部分?
シエル>アレは見た目よりも複雑らしい、ということだ。
柳>・・・はっきりしないな。
シエル>自分のことをあまり話さないんだよ。何故かは知らないが・・・。
ティル>・・・・・・なるほどね。
シエル>ところで、私からも訊いていいか?前回アルが言っていた『二代目』とはどうゆう意味だ?
柳>・・・・・・。
ティル>・・・まぁ、シエルにならいいか。僕から話すよ、柳。
柳>あぁ。
ティル>僕が二代目ということは、『初代』がいるということさ。
シエル>それは予想がつくが、隠す必要はないだろう?
ティル>隠す必要がないんじゃなくて、話す必要がないだけだよ。色々と複雑だしね。
シエル>・・・・・・。
ティル>『初代』の名前はティル。僕と同じだけど別人だよ。だけど無関係ではない。
シエル>どんな人だったんだ?
柳>・・・臆病で弱い奴だ・・・・・・穏やかに、他人を拒絶する・・・。 そうすることで他人を傷付けまいとし、自らを守ろうとした・・・。
ティル>彼は彼自身の他に二つの別人格を持っていた。つまり多重人格ってやつ。 一人はヤン。その名の表す通りティルの陽の部分・・・つまり前向きで底抜けに明るい性格をしてる。 もう一人の名はシュラ。これが問題児でね、無感情で冷酷で、自虐行為を好んだ。 だけどほんの僅かな優しさも持っていた。
シエル>・・・・・・。
ティル>これは管理人が完全に僕達・・・「坊」の性格を固めてなかったせいなんだけどね。 因みに2主はリオン。これも今のリオンと同一というわけじゃないけど、ベースは同じだから殆ど変わってない。 言うなれば僕達の中で最も古いのはリオンなんだよ。
シエル>・・・何故、今は彼らがいない?
ティル>分離しちゃったんだ。僕と、柳に。 僕は『初代』ティルとヤンと足して2で割ったような感じで、柳はシュラから自虐性を無くした形になった。 いわば彼は僕達の原型であり生みの親。だからこれは僕達しか知らない。
柳>どちらかといえば・・・ティルの方が影響は強く残っているだろうな・・・。
ティル>そうかな?(苦笑)
シエル>私は知らなかったよ。
ティル>そりゃあ、君はゼロの状態から生まれたからね。 あ、でも『初代』との共通点はあるかな。
シエル>共通点?
ティル>くそ真面目なとこ。
シエル>・・・よく言われるよ。
ティル>さーて。話すこと話したし、この辺で終わっておこうかな。向こうは大丈夫かな〜。
シエル>大丈夫じゃないか?私達と違って相性は良さそうだ。
ティル>僕達はあまりお互いへの興味が湧かないしねぇ。
柳>・・・・・・(無言で帰る)
ティル>それじゃあ、僕も帰る。またね。
シエル>ああ、機会があればまた。・・・・・・それにしてもこのメンバーだと喋るのは実質二人なんだな(笑)