Wリーダーズ対談 9
ユエ>おー、久し振りの対談か。ティル>リオン達はまだ来てない・・・よね・・・?
柳>ああ・・・。
ユエ>・・・・・・で、お前らはシエルの後ろで何やってんだ?
シエル>ほら、前にも少し話したと思うが・・・ここでは次元が違うとはいえ、サイト上での話の進行具合が多少影響することがあるかもしれないと言ったことがあっただろう。
ユエ>は・・・?
シエル>つまり、本編で色々あったから顔を合わせ難い・・・らしい。
ユエ>はっ、肝の小せぇ野郎共だ。
ティル>五月蝿いなぁ、僕だって出来ることなら堂々とリオンに会いたいよ! でも本編がああだから堂々と会うには覚悟がいるんだよ!君にはわからないだろうけどっ!
柳>俺も今回ばかりはティルに同意する・・・。
ユエ>ティルはともかく柳は後ろめたいことねーだろ。
ティル>自覚したばかりだから察してあげて。
柳>・・・・・・。
ユエ>ああ、そういう・・・。
シエル>そういうことだ。
柳>今のタイミングで対談が来るとは思わなかったからな・・・少し気持ちを整理させる時間が欲しい。 ともかく今だけだ、気にするな。
ユエ>お前らさぁ・・・情けねぇと思わねぇ・・・?
ティル>わかってるよ・・・でもこういう時くらいは弱音吐かせてよ。
シエル>しかし柳がこんな風に頼ってくることは中々ないからね、悪い気はしないな。 いつものように顔が合わせられると思えるようになるまでは盾にするといい。
柳>すまないな・・・。
ユエ>・・・てかさ、お前ら俺の後ろには来ないのな。
ティル>ユエは余計なことをペラペラ喋った挙句向こうに売り渡しそうだから嫌だ。
柳>(頷く)
ユエ>・・・・・・俺のことよくわかってんじゃねーか。
シエル>あ、言っている間に来たようだぞ。
桜焔>シエルさん、そこどいて!!
シエル>え・・・?
がすっ。
イザヤ>チッ・・・外したか・・・。
ティル>こ・・・っ・・・こっわいなー!!いきなり跳び蹴りなんて何考えてんのイザヤ!?
イザヤ>いえ、ティルさんは一度殴っておくというのが前回(番外デートバトン)の結論ですので。
アルフィン>さっきのは殴るんじゃなくて蹴りだけどな。
リオン>流石ティルさん、スレスレで躱しましたね!
ティル>結論って何・・・!?ていうかシエルも素直に避けないでよ・・・!
シエル>あ・・・悪い。どいてと言われたものだからつい・・・。
桜焔>丁度シエルさんが壁になる位置にいたんだよね・・・何にせよ不意打ち作戦は失敗かな。
イザヤ>では堂々と真正面から殴りますか?
ユエ>待て。俺達には話がさっぱり見えねーんだが。
アルフィン>前回リオンが泣いた。
ティル>・・・!
柳>それは・・・。
アルフィン>ティルに嫌われたかもしれないって言って泣いた。これで「何で?」って訊くようならオレも怒るからな。
ティル>リオン・・・泣いたの・・・?
リオン>あ・・・えっと・・・あの・・・。
ティル>僕のせいで・・・?僕に嫌われたかもしれないって・・・?
リオン>だって・・・「黎明の刻」があんな終わり方だったから・・・怖くて・・・っ。 ご、ごめんなさい・・・ここでは関係ないってわかってるんですけど・・・っ・・・でもやっぱり・・・。
ティル>・・・・・・馬鹿だなぁ・・・そんなことあるわけないのに・・・。
リオン>え・・・?
ティル>ていうか僕が馬鹿っていうか・・・何一人でビクビクしてたんだって話で・・・・・・でも・・・いいの、かな・・・決意したこととか・・・これから耐えなきゃいけないこととかあるのに・・・っ。
シエル>・・・良いんじゃないかな、今くらいは。
ティル>本当に?そう思う?今くらいは許されるかな?
ユエ>あーもー、うぜぇからとっとといけよ。
ティル>っ・・・リオン!
リオン>は、はい!
ティル>ごめん!ほんっとごめん!泣かせたり不安にさせたり辛い思いをさせてごめんなさい! でも僕の気持ちは変わらないからね!ずっと好きだからね!(抱き付く)
リオン>は・・・はい・・・!!僕もです!(感涙)
シエル>・・・とまぁ、ティルの方にも色々と思うところはあるんだ、許してやってくれないか?
イザヤ>・・・・・・リオンさんがそれでいいなら別にいいです。
桜焔>まぁ・・・あんなティルさんを見ちゃったらね・・・。
アルフィン>あんな全力で謝るティルとか貴重すぎるだろ・・・。
シエル>さて、これで一方は解決したわけだが・・・もう一方はまだ時間が掛かりそうかな。
柳>・・・・・・。
アルフィン>あ・・・あー・・・。
桜焔>何?何の話?
アルフィン>や、オレ達には関係ない話みたいよ?
桜焔>?
ユエ>(アルフィン・・・お前気付いたのか・・・?)
アルフィン>(ん。だってアイツ、さっきから桜焔の方全然見てないじゃん・・・)
ユエ>(すげぇなお前・・・言われなきゃぜってー気付かねぇよ)
シエル>(アル、それ本人には言わないように。彼も複雑なんだよ)
アルフィン>(りょーかい)
イザヤ>片や二人の世界、片や内緒話・・・僕達はどうしましょうかね桜焔さん?
桜焔>だね。・・・っと、そうだった。僕もユエさんに文句あるんだった。
ユエ>は?何だよ?
桜焔>前々回(第八回)では随分と勝手なことをしてくれましたね。今度やったら本気で許しませんから。
ユエ>・・・・・・何で敬語なんだよ・・・。
桜焔>さて、どうしてでしょうね?
アルフィン>怒ってるなー、桜焔。
シエル>そういえば、イザヤ。あの後の今後一週間半径五メートル以内立ち入り禁止令はどうなったんだい?
イザヤ>普通に実行しましたが・・・それが何か?
シエル>いや・・・よくユエが我慢したなと思って・・・。
イザヤ>いやですね、あのユエさんが素直に聞くわけないでしょう? 多少の攻防はありましたが最終的に僕が制しました。
アルフィン>わかりきってたことじゃないですか、マクドールさん・・・。
シエル>ああ、そうだったな・・・二人のパワーバランスが見えるようだよ・・・。
ティル>それにしても本当・・・さっきのイザヤの跳び蹴りにはビックリしたよ。うっかり反撃するところだったね。
アルフィン>あ、感動の再会タイムは終わった?
リオン>はい!桜焔さんもイザヤさんも僕の為に怒ってくれたんですよね。ありがとうございます。
桜焔>ううん、最終的にリオンが幸せなら僕達はそれでいいんだよ。
リオン>僕もですから・・・!僕も皆さんの幸せを願ってるんですからね・・・!
桜焔>有難う、リオン。
アルフィン>幸せ・・・ね。まぁ、それは素直に受け取っとくよ。
イザヤ>でも・・・僕もあの蹴りを避けられるとは思いませんでした・・・完璧にシエルさんを挟んで死角を突いたと思ったのに・・・。
ユエ>いっそ蹴られりゃ良かったのにな。こいつの蹴りは中々のもんだぜ?
ティル>中々とかどうとか以前に嫌だよ、痛そうだもん。
柳>だが、確かに・・・あの身軽さであの切れは相当なものだな。相手にすると厄介そうだ・・・。
イザヤ>そうですか?柳さんとまともに戦って通用するとは思いませんが。
桜焔>でもイザヤは力がない分、素早さで撹乱する戦法が合ってるんじゃないかな? 普通にトンファーを使ってて更に足技を組み込まれたら、相手する方としては読み難いと思うよ。
シエル>要は戦い方ということだな。長所を活かした戦いが出来る者は、下手に万能な者よりも優秀である場合が多い。
イザヤ>なるほど・・・今までは特に意識してませんでしたがそういう考え方もありますね。
ティル>戦い方云々の話で思い出したけどさ、ここの管理人、坊vs2主のパラレルを考えてるんだよね。
リオン>あ、手ブロで描いていたやつですね。
ティル>で、ふと思ったんだけど・・・パラレル関係無しに皆は他の坊や2主と本気で戦える?
アルフィン>それって自分以外の全員と・・・ってことか?
ティル>うーん・・・全員じゃなくてもいいけどね。 純粋にここにいる人間と刃を交えられるのかなって気になったんだよ。 勿論それだけの理由があればの話だけど。例えば自分以外の全員が敵だったら、とか。
桜焔>随分とアバウトな話だね。
ユエ>俺は降りるぜ。面倒臭ぇ。
シエル>面倒臭いか・・・らしいといえばらしいが、自分の身の振り方を決めるには簡単過ぎやしないか?
ユエ>戦う理由はあっても、お前らと戦ったところで俺に利益ねぇだろ。つまらない戦はしたくねぇ。
イザヤ>それもそうですね。最初から負けると判っている勝負は僕も遠慮します。
ティル>君達の諦めの良さには感服するね。 負けると判ってても挑まなくてはいけない戦いっていうのこそが熱いのに。
ユエ>自分の欲望の為にリオンにソウルイーター使ったお前は、相手が誰だろうと容赦しねぇんだろうな。
ティル>う・・・っ。
アルフィン>じゃあティルは戦える方だよなー。リオン相手の時だけ戦えないとか都合のいいこと言わないよなー。
ティル>く・・・・・・シエルっ!
シエル>悪い、ティル。あまり苛めてやるなとしか言えない。
ティル>・・・まあいいけどさ。目的の為なら戦えるよ、僕は。柳もそうでしょう?
柳>そうだな・・・敵として立つならば俺もこの場の人間に刃を向けるだろうが・・・。
リオン>そんな・・・僕は皆と戦うなんて嫌ですよ!敵だったとしても戦いたくはないです。
アルフィン>それを貫き通すのがリオン、だな。
イザヤ>ですね。諦めの悪さで言えばリオンさんは僕とは対極にいる存在のような気がします。
リオン>イザヤさんは自分のことを考えなさ過ぎです!
ユエ>俺がお前を嫌いな理由の一つだな、それは。
イザヤ>それを言われると何とも言えないのですが・・・。
アルフィン>マクドールさんはどうですか?この面々と戦えますか?
シエル>話し合いさえ無意味という時が来たならば・・・戦うだろうな。私は私の意志を貫く。
アルフィン>・・・それを聞いて安心しました。
シエル>何故?
アルフィン>オレも戦えますからね。相手がマクドールさんだとしても、その時が来たら・・・オレはオレの為に貴方に剣を向けなきゃいけなくなる。だから全力で迎え撃ってくれると助かります。
シエル>・・・そうか。
桜焔>じゃあ、戦わないのはユエさんとイザヤとリオンの三人で、それ以外は戦えるっていう答えなんだね。
リオン>え・・・じゃあ、桜焔さんも・・・?
桜焔>戦うよ。そこに譲れないものがあるのなら。
リオン>何か・・・皆さんやけに殺伐としてませんか・・・?やっぱりこういうのは嫌ですよ!ほら、普通はもっと悩んだりしませんか・・・?
桜焔>リオン・・・何も皆が悩まないわけじゃないと思うよ。少なくとも僕はギリギリまで悩むと思う。
シエル>それにこういうのは実際その状況になってみないとわからないものさ。今の答えが全てじゃない。
アルフィン>・・・・・・そうですね。
ティル>とりあえず僕はリオンとだけでも戦わないで済む方法を考えるね。本編の二の舞は二度と御免だ。
ユエ>結局あまり意味はねぇ疑問だったな。
ティル>だね。でもそれぞれの考え方が少しでも垣間見れて良かったんじゃない?
イザヤ>それではそろそろ丁度良い頃ですし、この辺で解散にしましょうか。
シエル>そうだな。柳、どうだい?実際その時になったらどうということでもなかっただろう?
柳>・・・わからん。
桜焔>何?また僕達には関係ない話?
柳>まあな・・・。
アルフィン>桜焔も大概鈍感・・・。
ユエ>見てる方が苛つくぜ。じゃあな、俺は帰る。これ以上見てらんねぇ。
リオン>え?え?一体何の話なんですか?
ティル>人の感情は複雑だって話。デリケートなところだからあまり深く聞いちゃ駄目だよ。
リオン>は、はい・・・じゃあ深くは聞きません。
ティル>僕としては本当はおめでとうとでも言いたいところなんだけどね。
イザヤ>そんなことを言われると余計にわからないのですが・・・祝い事ですか・・・?
柳>もう解散だろう、一体いつまでいるつもりだ・・・このままでは終わらん。
リオン>ああ、それもそうですね!それではお疲れ様でした!
桜焔>何だろう・・・何か変な気がするんだけどなぁ・・・。
シエル>・・・気のせいじゃないか?あまり気にし過ぎると禿げるよ。
桜焔>・・・・・・それはヤダ。
シエル>(それにしてもティルだけでなく柳まで小説の影響があるとは・・・今後はどうなるんだか・・・)