RSAF,Enfield STEN

第二次大戦中にイギリスが短機関銃不足を解消するため1941年に開発した戦時急造型短機関銃。
エンフィールド社主導のもとBSA社のシェパード技師、ターピン技師両名の手で開発された。 プレス加工を多用したためコストダウンが図られている。
町工場でも大量生産できる事を前提に作られた簡易な構造が幸いし、イギリス軍のほかレジスタンス側に大量輸送され、活躍した。 しかし所詮は急造品、生産性重視の設計が仇となったのか、耐久性や弾倉構造に問題があり 「生産直後の状態では弾が出ない」という噂があるほどの駄銃だった(最終型でさえマガジンを満タンにすると全く弾が出ず、 使用時には20発程度しか装填しなかった)。

March,2009