太子講座 トリ仏師物語

太子:な…なかなか手の込んだ物を作ったな、トリ…

トリ:そうでもないよ、適当だよ。

太子:トリに関する記述をフルに活用した代物だな。ていうかお前は謎が多すぎるんだ。これを見ろ、岐阜県に言い伝えられるお前の伝説だが、 奇妙なものばっかりだぞ!!

(以下、「飛騨総合ポータルサイト温故知新の旅(http://www.allhida.jp/onko/index.html)」より抜粋)
■聖徳太子の命で仏像を造る良木を求めて、飛騨の天生の地を訪れた多須奈が、地元の娘と恋をして生まれたのがトリ。
■余部の里の農夫、九郎兵衛の娘の忍が、満月の夜に川面に映った月をすくって飲むと身重になった。そして生まれた子の首がまるで鳥のようだったことから「トリ」と名づけた。
河合の月ヶ瀬地区にながれる小鳥川には、多須奈淵、忍岩、神女の泉などの名が残るところもある。
■飛騨を訪れた多須奈は小鳥川のほとりで忍と出会う。夫婦となって生まれた子供の鼻はカラス天狗のように曲がって尖り、赤毛でぎょろ目、 まるで鳥のようだったという。

太子:一番最初のはまあいいにしろ、鳥に似てるから「トリ」って安易にも程があるな。最後のなんかまるで興福寺の迦楼羅像みたいじゃないか。

トリ:えへへ、それほどでも…

太子:褒めてないぞ!それに、飛鳥時代に「九郎兵衛」って名前の男がいるというのもどうかと思うな。

トリ:ついでに、飛騨の匠の祖としても称えられてるよ。

太子:伝承は伝承として受け止めるがな、お前も面白い男だ。お前が何者であれ、お前の仏像なくしては日本の仏教文化も語れないしな。

トリ:みんなも、よかったらボクの仏像を見に来てよね!法隆寺はもちろん、飛鳥寺でも見られるから、よろしくね!

太子:では、これで今回の講座を終わるぞ。みなのもの、またの機会に会おう!

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