Seven Cardinal Sins "Gluttony"

本来はバアル・ゼブル(Baal Zebbub)、即ち「気高き主」あるいは「高き館の主」という意味の名で呼ばれていた。
シリアのパルミュラのバアル神殿遺跡でも高名なこの神は、冬に恵みの雨を降らせる豊穣の神だった。
しかしヘブライ人たちは、こうした異民族の儀式を嫌ってバアル・ゼブルを邪教神とし、 やがてこの異教の最高神を語呂の似たバアル・ゼブブすなわち「蝿の王」と呼んで蔑んだという。 また、蝿はよく食べ物に集ることから豊穣の象徴とする考えが各地で見られることも豊穣の神が蝿の王となった要因と思われる。
七つの大罪"暴食"を司る。

May,2008