ゆみこ:「では、出場チームの紹介をさせていただきます。………え、何これ、予想オッズ??」 太子:「予想もせねば面白くないからな」 ゆみこ:「そんなもんですか。ではこちらをご覧下さい。数字は予想順位です。 1:聖霊院+調子丸、黒駒チーム 2:大講堂チーム 3:上御堂チーム 4:金堂チーム 5:五重塔チーム 6:夢殿チーム 7:大宝蔵院チーム 8:旧宝蔵チーム 9:伝法堂チーム ゆみこ:「では太子、予想の根拠をお願いします。まず聖霊院チームから」 太子:「うむ。ここは南大門に近いという地の利もあるし、何しろ家族像だらけだからな、団結力も相当のものだろう。」 ゆみこ:「なるほど、では大講堂チームは」 太子:「南大門へ直線で走れるのが大きいし、人数も少ない。これは3位の上御堂チームにも言えることだが、上御堂は階段という障害があるので、 こちらを3位とした。」 ゆみこ:「続いて4位の金堂チーム、5位の五重塔チームは」 太子:「ここも南大門に近いからな。五重塔チームは人数が多すぎて統率を取れるかどうかが鍵だな」 ゆみこ:「続いては夢殿チームですね」 太子:「人数は少ないが、いかんせん東院伽藍から南大門まで、距離があるからな。少々不利と見た。」 ゆみこ:「次が大宝蔵チーム」 太子:「ここは安全管理のプロである九面観音が率いているからもう少し上位も狙えそうなのだが、何しろものすごい数のブツたちだから、 少々時間を取ることも否めないのだ」 ゆみこ:「次が旧宝蔵チーム、そして伝法堂チーム」 太子:「旧宝蔵も数が多い上に、自分達は二軍だと僻んでいる部分があるからな…。伝法堂は遠い上に仏像の数も多い、これは不利だろう。」 ゆみこ:「なるほどよくわかりました。あとはスタートを待つばかりですね。薬師さんの様子を聞いてみましょうか。 西円堂の薬師さーん?」 西円堂薬師:「スタンバイオーケーですぞ。いつでも合図されたし」 ゆみこ:「さあ、いよいよスタートです。太子、お願いします!」 太子:「薬師、スタートの合図を!!」 |