避難訓練大会 in 法隆寺 ブツの部
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由美子:「こうして見ると、予想はかなり外れる気がしてきますね」 太子:「当然だろう、私は夢殿に賭けるぞ」 由美子:「仏像を賭けのネタにしないでよ」 太子:「うるさい、言葉のアヤだ!…おや、見ろ。仁王がライトを回しているぞ。どこかのチームが来た模様だ」 由美子:「あ、ホントですね!どうやら西院伽藍のチームようですが…。あーっと、どうやら大講堂チームのようです! おや、更にもう1チーム…。あのオーラの無さは恐らく旧宝蔵チームでしょうか!それから、東の方からも…!夢殿チームですね! これは大接戦だ!!」 道詮・行信像:「ぬおおおおお〜〜!!負けぬぞ〜〜〜!!」 旧宝蔵チーム:「うおおおおお〜〜〜!!」 大講堂四天王:「(無言だが闘志剥き出し)」 由美子:「きっちり整列した時点でゴールとなります!おっと、今大講堂チームが美しく列を整えた!1位は大講堂チームです!」 太子:「(ちっ、夢殿じゃないのか…!)」 由美子:「そして、一歩及ばなかったのが夢殿チーム!惜しいー!地味だけど人数の多さが邪魔をした旧宝蔵チームが第3位です! 夢殿チームはやはり地の利がありませんでしたね、ちょっと遠かったというか。旧宝蔵チーム、大健闘ですね!」 太子:「でも夢殿チームが引く程、身も世もなく悔しがってるぞ…。」 由美子:「あ、続いてのチームが来ましたね。1位予想だった聖霊院チームです。やはり太子像の厨子が開かなかったことが災いしたみたいですね。 疲労困憊の様子の太子は黒駒の上でぐったりしています」 太子:「情けないな…」 由美子:「続いて到着したのは、大宝蔵チームですね!九面ねえさんの統率力が光った、というところでしょうか。列も整然としています。 ちょっとここでインタビューをお願いしましょう。」 十二神将・酉:「では私どもが。救世観音さま、惜しかったですね」 救世観音:「そうですね、行信と道詮の両名ががんばってくれたのですが…。しかし、時間内できちんと避難することが目的ですから、 それを達成できたことを嬉しく思いますよ。ありがとう、二人とも」 行信・道詮像:「ありがたきお言葉!!」 孝養太子像:「あー怖かった…」 十二神将・戌:「こちらは優勝した大講堂チームです。おめでとうございます!」 大講堂四天王:「…。(また無言でメモを渡す)」 十二神将・戌:「えーと…(うわっ、息切れした状態で書いたから字がガタガタや!!) 『当然の結果です』…ていうかもうしゃべってもいいんじゃ…?」 大講堂薬師:「…。(再びメモ)」 十二神将・戌:「(あ、こっちは字がキレイ!)『避難訓練は、お堂に帰るまでが避難訓練です』…遠足じゃないんだから…;」 十二神将・亥:「あの…旧宝蔵の人たちに話しかけるの怖いんで、聖霊院チームに行きますね。お疲れ様でした」 山背大兄:「父上のせいですよ!父上のせいで優勝を逃したんです!」 殖栗:「いつも真ん中で威張ってるクセに…」 聖霊院太子:「う…す、すまぬ…」 調子丸:どうしていいかわからずオロオロしている。 由美子:「険悪なムードが漂っていますね…;」 十二神将・戌:「こちらは大宝蔵チームです。いかがでしたか?」 九面観音:「あぁ、みんな真面目についてきてくれたからね、助かったよ。ありがとね、みんな」 夢違観音:「そんな、全部九面姉さんのリーダーシップがあってこそですわ」 百済観音:「ホントホント、そうだわ九面姉さん。私の頭が天井につかえないように気を配ってくださって…」 伝橘夫人念持仏:「吉祥天のおっかさんもありがとう!」 吉祥天:「やだねぇ、よしとくれよ!困った時はお互い様さあ!」 由美子:「こちらは仲むつまじい様子で安心しました。」 由美子:「おっと、ここでスタートから5分経ったことが知らされました。」 太子:「大宝蔵チームまでが合格、ということだな…。まったく、他は何をしているのだ!」 |