お米の料理

日本人にとって主食であるお米、外国ではどのような料理に使われているのでしょうか。

お米は長粒種のインディカ米と短粒種のジャポニカ米、大粒種のジャバニカ米の3つに大きく分けられ、世界ではインディカ米が多く栽培されていますが、日本のお米はその殆どがジャポニカ米です。
インディカ米は世界各国で多く栽培され、米粒が細長く粘り気が少なくてパサパサした食感が特徴で、炒飯などに向いています。
ジャポニカ米は日本や朝鮮半島、中国等で主に栽培されていて、水分を多く含み、ふんわりと柔らかくつやがあって弾力と粘り気があるのが特徴です。
またお米の炊き方も外国では鍋で沸騰させた湯に米を入れて茹で上がった所で湯を切って蒸らす麺類の茹で方のような湯取(ゆとり)という調理法が主流であり、日本の炊干(たきぼし)はご飯の粘り気を嫌う国々ではあまり使われなかっませんでした。
最近では、外国でも栄養面や味の良さなども見直され、日本の電気炊飯器が外国にも流通していくようになっています。

日本語で「ご飯」は米飯ばかりでなく食事全般を指しますよね。
それほど日本ではお米のご飯が欠かせないもので、古くから税(年貢)や領主、家の勢力を示す指標としても使われていました。

お米の主な栄養成分は炭水化物で、その他、タンパク質、カルシウム、鉄、マグネシウム、亜鉛、ビタミンB1、ビタミンB2、食物繊維が含まれています。
ご飯はパンに比べてヘルシーで、脳を活性化する働きを持っていると言われています。
ご飯をいっぱい食べて健康的な生活を送りましょう。